Helo everyone!
昨日は丸一日メールの復旧作業をしておりました...大汗
今、何とか復旧出来ましたので、落ち着いて仕事が出来そうです。
この前、愛犬ボニーが亡くなった事を知って、アメリカに住む従兄弟が2001年に我が家へ訪ねて来てくれた時の写真をメールしてくれました。
その頃僕は未だ宮大工でして、初めて棟梁を任せて貰った現場まで、遥々アメリカから来てくれました。
今年の夏、久しぶりに京都で再会しました。
上下の写真、同じメンバーなんだぜ! びっくりポンや
上の写真の女の子が持ってる鉋屑、今もクローゼットにしまって持っててくれてるって聞いて、泣きそうになったわ...泣いてへんけどね😖💦
あの時の宮大工の棟梁が、今アメリカ行ったり来たりしてヴィンテージディールしてるなんて、身内や古い友達しか知らないけど、Hayabusa(ヴィンテージディーラー)と宮大工って、全く同じ脳みそ使って仕事してるんですよね。
これ言うとみんな驚くんだけど、木工(ウッドワーク)で最高峰のフィールドと言えば、日本じゃ宮大工か数奇屋大工と言っていいと思います。 なりたくても全員がなれません! 100人志願して棟梁やるまで耐えることが出来るのって2人ってとこかな?
耐えるだけじゃなく、ソコソコの才能とセンスも必要になります。
僕が今日までHayabusaでやって来た事は、完全に宮大工の仕事と同じレベルで考え、取り組み、ハイエンドなセレクトだけをして来たつもりです。
これからも変わりませんが、宮大工をやっていたからこそ、高い理想を追い求めて来れたと思うんです...遠い目
ちなみに、Hayabusaの前に創業したお店には、一度もVintageを取り扱っていても、屋号にVintageと付けた事がありません!
社寺専門と啖呵を切ったなら、例え腹を空かせる事があっても社寺の仕事しかせえへん! これがホンマもんの職人魂いうもんで、Vintageと屋号に付けたなら、Vintageしかせえへん!非売品なんてあらへん! これがホンマもんのヴィンテージショップやと思う訳であります。 HayabusaはKat Klotherという造語をくっつけてるんやけどね...笑
ある意味、普通のVintageよりエグい内容とプライスで毎度驚かせていますが...😃
これは数奇屋の美意識に近いもんがあって、古木や銘木で構成された茶室を拘って建てたなら、1坪4〜500万くらいかかると思うんですけど、素人目には何がええのか、どこ見たらええのかさっぱりわからへん...そんな世界です。
骨董や銘木の本当の美しさと価値を知らなければ、絶対に理解出来ない世界です。
料理で例えたら、本物は素材の味しかセーヘンやん!? と、化学調味料アホほど入れておいしいでっしゃろ?くらいの違いやね。
HOT RODの世界も似てて、ピカピカのリプロダクションボディーより、サビサビのオリジナルボディーの方がビックリするくらい値段が高かったりしますからね!笑
どれも万人ウケする物は一つもなく、いわばアートと同列のものです。
でも、これがどの世界においてもコアな部分を担っているホンマもんなんです!
話を戻しますが、ここ最近僕が熱心に取り組んでいる物作りやデザインも又、宮大工やってへんかったら出来ひんヴィンテージディーラーのおっさんが作る服やらデザインをしているのでございます。
僕を放っておくと、トコトンこだわります! もうええやん... いうくらいこだわります。
そうなってしまうといった方が正しいです...
去年こさえたMQQNジャケットの様に...笑
あれ、このまま製品化されなかったら、もっともレアなMQQNアイテムになるでしょうな...苦笑
そんな物作りにおいて、アーティストやデザイナーと仕事を一緒にするのですが、彼らは似ている様で全く違った考えで物作りをしているんです。
デザイナーって、拘りがありそうでいて、かなりお客様目線で物を作っているんですよ。
えっ?こんなんでええのん? これあんまりカッコ良くないやん?って思うくらいの味付けというか...
大雑把に100%中 20%をダサい 20%をイケてるに分類したとしたら、20%未満のイケてるを狙うとかっこいいお店や商品が出来る訳ですが、有能な?というか有名になれるデザイナーさんって、一番パイ数の多い60%を全部取れるセンスを理解出来る人達なんですよね! だから最も人の多いフィールドで仕事をするから有名になると...しかも儲かる!(アーティストと相対的に見て)
かっこええもマイノリティー ダサいもマイノリティーなので、メッチャかっこええのを目指すと、かっこ良ければ良い程、本物を追求すればする程、マイノリティーになってしまいます...笑
ナンボ凄い事やったり知っていたとしても、知る人ぞ知る存在のままというか。
それを証拠に、宮大工ってお給料良いんでしょ?とよく聞かれましたが、建売バリバリこなしてる奴らの方が稼いでました。
ヴィンテージより、レギュラーの方が圧倒的に利益率良いですし...笑
ただ、これはあくまで一般的な考えで、その世界で一番になったら何やってもかなり稼げます!
例えるなら、ボクシングで食べていきたいんやったら世界チャンピオンになる気持ちないと贅沢すんの無理でっせ..みたいなもんかな?😃 チンピラはあかんけど、親分になったら凄いねんで!的な?
一緒に仕事しているアーティストの筆頭といえばVon Francoですが、彼は本物のアーティストですよ!
今まで何回も大きな会社が彼にミーハーな物作りをさせようとして来ましたが、彼は一度も首を縦に振りませんでした。
僕みたいな者やから、一緒にやってくれるんです。
Von Francoのスウェットのカスタムの値段ですが、胸ワンポイント&背中全面のデザインで109000円〜16万円です。
そこに51000円の値幅があるのは、作品によって出来にバラツキがあるからなんです。
えっ!何で?って思う人もいらっしゃるでしょうが、僕は嘘をつけないので最初にそう申しあげています。
僕の正義に則って親切な対応を考えるとそうなってしまうのです。
それも承知でオーダー出来る人が、傑作を手にいれる事が出来るんです。
正確には、傑作が手に入るまで応援出来る人です。
何年か前、Von Francoを一緒に応援しましょう! ってBlogでも書いていますが、あの時から一緒に応援している皆さんは、絶対に損させませんからね! 欲しい人はHayabusaまでお申し入れ下さい。
ホンマもんが描くホンマもんや! しょうもないモン要らんやろ? ちゃうか?😃
ごきげんよう SA YO NA RA!
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posted by Hayabusa at 15:20|
日記
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