70’sに、サンフランシスコの楽器屋さんが、レザージャケットを作り始めた事や、デザインのバリエーションは600種類にも及ぶ!なんて事は、前に書いていますので、皆さんご存知かと思います。
じゃぁ今日は、何でこんなにカッコいいの?とか、何処まで考えて作られたものなの?
と言う疑問に、ディティールの詳細を見ながら考えていきたいと思います。
イーストウェストには、カスタム匹敵!それ以上の希少性を持つジャケットが存在しておりますが、それが下でご紹介する、ブラックカラーです
その現存数は、イーストウェスト百着に一着とか、千着に一着とか言われる程 お目にかかる事は、まずあり得ない程の希少性が有ります。
この説明では、あまりにもアバウトな為、僕の経験も含めて推測して見ますと...
僕は年間を通して、ピンからキリまで100着以上のイーストウェストを見ていると思いますが、まずお目にかかった事が有りませんので、千枚に一枚は大げさであっても、数百着に一着だとすると、納得する事が出来ます。
これも僕の経験での話でとなりますので、厳密な現存数とまでは言えませんが、巷での噂よりも正確な数字だと思います。
黒が見つかった!とオファーが有っても、実際にはダークブラウンと言ったケースで、もしかしたら完全なブラックなど無いのかもしれない...と噂された程です。
この見極め方も、今日は特別に解説致します
イーストウェストのブラックは、使用頻度によって ダークブラウンに変化して来る物が有ります。
逆に、ダークブラウンがオイルを沢山含んでいると、黒にしか見えない場合が有ります。
この様な場合、スウェード面(裏面の色)を、太陽光で確認して判断して下さい。
決して、室内の照明では区別出来ません!
今日は、もう少し詳しくお話してみます...
発見されるブラックカラーのイーストウェストの殆どが、後期型(ライニング付き)なのですが、極々稀に 初期型(ライニング無し)でも存在しています。(これは後でご紹介致しますが...)
初期型のブラックだけが、数有るイーストウェストの中でも、少し違ったレザーの質感をもっており、薄くてしなやかなものです。
後期型では、通常目にする様な肉厚で、しっとりとした質感のレザーが使用されている様です。
さてさて...
話が長くなってしまいましたが、非常にレアなジャケットを入手する事が出来ましたので、詳しく見て参りましょう
East West Musical Instruments M/C
まずは平置きの画像から...
これではイーストウェスト本来の、奇麗なシルエットは確認出来ませんので...
マネキンに着せてみます...
こうすると、絞る所はギリギリまでタイトに作られているのが、確認出来ます
胸のアップ...
ここで皆さん、何かお気づきになりませんか?
次はバック...
このジャケットには、エポレットが付いているのですが、フロントからは見えない様に、デザインされているんです
(エポレットの無いものも有ります)
サイドから見ると良く判ります...
エポレットの付根は、アームホールのセンターから始まっていますが、先端のスナップボタンは、背中寄りにねじ曲げてあります
このモデルは、モデル名(M/C)にもなっている様に、モーターサイクル系ジャケットを強く意識しているので、エポレットは有っても『有り』なディティールですが、肩がいかるので、個人的にはあまり好きなディティールでは有りません。
ですから、エポレットの無い30’s〜40’s期のスポーツジャケットを、選ばれるコレクターさんも多いのだとうなずけます。
でも、ここまで奇麗にエポレットを収めていると、とてもカッコいいディティールだなぁ...と、あらためて関心致しました
こういう発見が有ると、さらにこの奥深さにハマって行くんですよね?
イーストウェストの世界は、本当に麻薬に似たものが有ると、コレクターは言います...
中途半端な気持ちでは、踏み入れない方が良いかも知れません
引き続き、詳細な画像をお楽しみ下さい
初期型(ライニング無し)
正真正銘のブラックです
このジャケットも、近日中に掲載を予定しておりますので、もうしばしお待ち下さい


